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梅・梅肉エキス −以下の文章は特定の製品や商品とは関係なくかかれています。−
「梅について」
 バラ科に属する
核果です。
中国が原産とされていますが、日本も原産地の一つだという説もあり、
古くから栽培されています。
果実は梅雨の頃熟しますが、加工の目的により、未熟のうちに取ったり、
黄塾してからとったりします。
(外観に重点を置く青梅と、品質に重きを置く漬け梅などの違いがあります。)
品種もたくさんあり、豊後(大果)、白加賀(中果)、甲州最小(小果)など、
大きさに幅があります。
産地は、和歌山が大部分を占め、その他には群馬、長野、山梨、徳島などがあります。

「梅の成分と青酸」
 酸は2.5〜6.5%で、「クエン酸」と「リンゴ酸」が大半を占めます。
成熟に伴ってクエン酸が増加し、リンゴ酸が減少します。
糖度は5〜9%、糖分としては直糖が大部分です。
 梅の核には「アミグダリン<Amygdalin>」と呼ばれる配糖体があり、
未熟の梅の場合、核が柔らかいため壊れやすく、壊れるとアミグダリンは
酵素分解によって「青酸」を生じさせ、毒性となります。

「梅と人の歴史」
 梅は、古くから日本人が医食の両面にわたって利用してきました。
原産地は中国の四川省、湖北省方面で、三千年前に書かれた中国医薬書の古典
「神農本草経」にも梅の薬効が書かれています。
日本には奈良時代に伝わり、花の美しさの故か、和歌にも詠まれています。
平安時代には当時の医薬書である「医心方」に梅干しの効用が記されており、
その後、禅僧が食事に梅干しを添えたり、戦国の武将が喉の渇きや息切れを防ぐために
携帯したと伝えられ、一般大衆に普及したのは江戸時代の初め頃になります。

梅の効果を強化したのが梅肉エキスです。
梅肉エキスの原型は中国の鳥梅(うばい : 梅の実をいぶしながら乾燥させた物)で、
これを発展させたのが日本独特の梅肉エキスです。
江戸時代の医薬書「諸国古伝書秘方」には「青梅を沢山にすり、絞り汁を天日に乾し、
かきたて、ねりやくの如くになるときに、天草五分の一を入れてねるなり」と当時の製法が記されていて、
その効用については、赤痢や腸チフス、食中毒などの伝染病から、下痢、便秘や消化不良などが記されています。

「新物質"ムメフラール"の発見」
 農林水産省食品総合研究所と(財)梅研究会が行った共同研究で、
毛細血管と同じ孔径7ミクロンのフィルターを血液が通過する時間を測定した結果、
梅肉エキスを加えると通過時間が半分(約30秒)に短縮される血流改善効果があることが分かりました。
「ムメフラール」と名付けられた新物質も発見され、生活習慣病の改善に役立つ事が期待される様になりました。

「現代医学が認める梅の効用」
 現代において薬学的見地からも認められる梅や梅肉エキスの効用は次の通りです。

1.血液を弱アルカリ性に保つ浄血作用があります。
2.新陳代謝を活発にして体の諸器官を正常化します。
3.クエン酸により、疲労回復に効果的。
  (クエン酸は疲労の原因となる乳酸の発生を抑える働きがあり、
   疲労回復の他肩凝りや足腰のだるさなどにも効果を発揮します。)
4.クエン酸が乳酸を抑制する事と、クエン酸により若返りホルモンである「パロチン」の代謝が活発になる事から、
  老化防止が期待できます。
5.梅に多く含まれる有機酸の一つである「ピクリン酸」には肝臓の機能を高める作用があり、
  乗り物酔いや二日酔いには特に即効性があります。
6.梅に含まれる「カテキン酸」は、腸の働きを活発にする作用があり、便秘に効果があります。
7.殺菌作用が強く、腸チフス、コレラ、赤痢菌等に非常に強い殺菌・抗菌力を発揮します。
  また、抗生物質の効かないMRSAや、夏場に問題になる病原性大腸菌O−157に対しても
  非常に強い殺菌・抗菌力がある事が分かっています。
8.各種有機酸の相乗作用により、胃液の分泌を調え胃潰瘍の予防に効果があります。
  ストレスの多い現代人は、自律神経の異常から胃酸の分泌がアンバランスになり、
  胃潰瘍を招くケースが増えています。