−(び)−
ビタミンA −以下の文章は特定の製品や商品とは関係なくかかれています。−
「ビタミンAってどんなビタミン?」
「レチノール」とも呼ばれるビタミンです。
視力低下や夜盲症を防ぐことでよく知られる脂溶性ビタミン(ビタミン類の中で水に溶けず脂肪に溶ける性質
を持つビタミンで、ビタミンA、D、E、Kが上げられる。逆に水に溶けるビタミンを水溶性といい、ビタミンB、Cなどが
あります。)で、動物性食品にのみ含まれます。
小学生の子供さんがいる方や、自分が小学生だった頃に買った記憶のある方もいると思いますが、
小学校などで買った肝油をご存知でしょうか?
肝油は主に魚類の肝臓より抽出した油で、小学校などで買う物はこれをゼリーの様に加工してあり、甘くておいしい
物でした。私自身も当時買って、友達にあげたり、もらったりしたのを思い出します。
この肝油にはビタミンAやDが多く含まれています。
「ビタミンAの効果」
- 視力低下や夜盲症を防ぐ
- 網膜細胞や皮膚、粘膜の再生と維持に役立つ
- 消火器や呼吸器の感染に対する抵抗力を高める
- 健康な皮膚や髪を作る
- 細胞内での遺伝情報の伝達に関与して、ガンの発生にも関係する。
−ビタミンAが欠乏すると−
- 体の抵抗力を奪う
- 目や消火器や呼吸器に障害を起こす
- 発育不良や皮膚の角膜化を招く原因になる
−ビタミンAを過剰摂取すると−
- 髪が抜ける
- 嘔吐や下痢
- 皮膚の角化と剥落
- 発疹、疲労、生理不順
- 肝臓肥大
などの過剰症を招くことになる可能性があり、注意が必要です。
ただ、この場合、多量摂取を長期間続けた場合に起こると考える事が出来る。
「ビタミンAを多く含む食品」
ビタミンAを多く含む食品には何と言ってもレバー(各種肝臓)があげられます。
牛・豚・鶏などどれをとっても肝臓100g当りの含有量は1万μg以上あり、これはビタミンAの一日の
必要量(成人男性2000IU=6660μg)の2倍以上ある計算になります。
他には、牛乳や卵(特に黄身)、マーガリンなどがあり、野菜や穀類にはほとんど含まれていません。
(野菜にはカロチン(プロビタミンA=ビタミンA前駆物質)として含まれています。)
ビタミンB1 −以下の文章は特定の製品や商品とは関係なくかかれています。−
「チアミンとも呼ばれるビタミン」
水溶性のビタミンで、体の中で糖分を代謝するのに重要な働きをします。
詳しくは、糖質代謝に関与している酵素の働きを助ける「助酵素(補酵素)」として働いています。
加工食品を食べる事が増えている現代人にとって不足しがちになるのがビタミンB1です。
昔はビタミンB1の欠乏により脚気などの病気がよくみられました。
西欧に比べて白米を常食する東洋人に脚気患者が多く見られた原因として、小麦がその胚乳に多くビタミンB1を含む
のに対し米の胚乳にはほとんど含まれておらず、白米を食べる事でさらにビタミンB1が必要(白米は炭水化物であり、
炭水化物は体の中で糖分に変えられる)となるからと考えられます。
「ビタミンB1の分布」
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米(%)
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小麦(%)
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胚乳
胚芽
外皮
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5
66
29
|
66
25
9
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「ビタミンB1の効果」
- 成長促進
- 神経を正常に保つ
- 糖質代謝に関与いている
- 消化液の分泌を促進し、食欲を増進する
−ビタミンB1が欠乏すると−
- むくみ
- 心臓肥大
- 疲れやすくなる
- 気だるさや食欲減退
- 血圧異常
「ビタミンB1を多く含む食品」
ビタミンB1が多い食品と言えばまずビール酵母などが上げられます。
加工食品などが増えて、不足しがちになるのは、この酵母や酵素が熱に弱く、加熱処理される加工食品には
少ないという事が考えられます。
次に米ぬか、玄米、小麦胚芽、のり、大豆、豚肉などがあげられます。
ちなみに、パン酵母(イースト)の乾燥品で100gあたり2.3mg、米ぬか100gあたり2.5mg、
ゆでた大豆100gあたり0.22mg(乾燥状態で0.83mg)、豚肉(部位により差がありますが)100gあたり
0.7〜1.1mg、と言う様になっています。
「助酵素(補酵素)として働くビタミンB群」
人体の様々な所で酵素は大変重要な働きをしています。
その酵素を助ける役目をしているのがビタミンBで、その場所や性質は違っても
酵素を助ける役目の助酵素としての役目を持っています。
ビタミンB2 −以下の文章は特定の製品や商品とは関係なくかかれています。−
「リボフラビンとも呼ばれるビタミン」
水溶性ビタミンのひとつで、細胞で働く「フラビン酵素」の働きを助けます。
橙黄色の結晶で、水に溶けると黄緑色の蛍光色になります。
ビタミンB2はビタミンB1と同様に体内での貯蔵ができず、常時補給することが大切な栄養素です。
「ビタミンB2の効果」
−ビタミンB2が欠乏すると−
- 唇や口角の炎症
- 舌炎
- 角膜炎
- 肛門陰部の皮膚炎
- 発育不良
「ビタミンB2を多く含む食品」
まず一番多く含むと言えるのが、やつめうなぎで100gあたり6mgもふくんでいます。
次いで、酵母、レバー、のり、茶、アーモンド、さば、さんま、いわしなどがあります。
ちなみに、イースト(乾燥)は100gあたり4.7mg、茶(主に緑茶)で100gあたり1.3mg程度、
いわし100gあたり0.2〜0.5mgとなっています。
ビタミンB6 −以下の文章は特定の製品や商品とは関係なくかかれています。−
「ピリドキシンとも呼ばれるビタミン」
水溶性で、体内でのアミノ酸の利用に役立ち、酵素作用を助ける神経を保護する働きがあります。
助酵素の働きとしては、アミノ酸の体内での代謝の際には必ずと言っていいほど広範囲に関与しています。
「ビタミンB6の効果」
−ビタミンB6が欠乏すると−
- 抗体や赤血球の生産が障げられる。
- 貧血や視覚神経障害
- 脂漏性の皮膚炎
- 口角炎や舌炎
- 妊娠時の嘔吐
- 虫歯になりやすくなる
- けいれん・ひきつけ(極端に不足した場合)
「ビタミンB6を多く含む食品」
多く含む食品としては、他のビタミンBと同じ様なものがあげられます。
酵母や小麦胚芽、大豆、玄米、そば粉、レバー、豚肉、サケなどで、ビタミンB6の人間の欠乏症と
いうのはあまり知られておらず、普通の食事を摂っていれば十分に摂取出来ると考えられます。
一日の必要量はタンパク質の摂取量により変わります。
一日のタンバク質摂取量100gにつき、1.25mgが標準となります。
ビタミンB12 −以下の文章は特定の製品や商品とは関係なくかかれています。−
「コバラミンとも呼ばれるビタミン」
水溶性で、血液をつくるのに欠かせないもので、「赤いビタミン」とも呼ばれる赤色結晶のビタミンで、
血液を作るのに欠かせない栄養素です。
「コバラミン」または、「シアノコバラミン」とも呼ばれ、市販のビタミン剤などは、
「シアノコバラミン」の形のビタミンB12が使われています。
「ビタミンB12の歴史」
19世紀の初め頃まで、死に至る悪性貧血に対しての治療法がありませんでした。
1926年に「大量の肝臓を食べさせると悪性貧血が治癒する」というノーベル賞受賞につながる発見があり、
以後、貧血に効果のある物質が、肝臓の中に存在する事が知られる様になります。
最初、「葉酸」が発見され、一時はこれではないかと思われましたが、
肝臓中の葉酸は少量のため、それ以外の物質の存在が推測されていました。
その後、1948年に英国のグラクソ研究所のチームが肝臓から微量の結晶を分離しました。
これが「ビタミンB12です。
この時、アメリカの「メルク社」の研究チームと競い合い、
わずか3週間の差でグラクソ研究チームが先行するというものでした。
「ビタミンB12の作用と欠乏症」
- 赤血球を形成・再生し、貧血を防ぐ。
- 肝臓の機能を強化させる。
- 成長を促進し、子どもの食欲を増進させる。
- 神経系の健康を維持する。
- 脂肪、炭水化物、タンパク質が適切に使われる様にする。
- 集中力・記憶力を高め、精神を安定させる。
など、主に血液と神経への作用があげられます。
また、これが欠乏すると、
- 赤血球が肥大して減少するため、悪性貧血になったり。
- 神経系に作用して、記憶力の減退や各種の神経炎や神経痛になる。
- 筋肉痛
- 中枢神経障害、神経異常
などの原因となります。
「ビタミンB12の推奨摂取量と多く含む食品」
ビタミンB12はごく少量でもその効果を示します。
一日の必要摂取量は、成人で2μg、妊娠中の女性は2.2μg、
授乳期の赤ちゃんは2.6μgとなっています。
ビタミンB12を最も多く含む食品としては、レバーとカキやハマグリなどの二枚貝があげられます。
これらには100g中に10μg以上が含まれています。
次に多いものに、無脂粉乳と卵黄、カニ、イワナ、サケ、イワシなどの魚介類があり、
これらが100g中に3〜10μg程含んでいます。
3番めには、各種の肉とエビ、帆立貝、ヒラメ、タラ、メカジキ、マグロなどの魚介類と
カマンベールなどの発酵チーズがあり、100g中に1〜3μgぐらいあります。
以上の各含有量からも分かる様に、ビタミンB12は普通の食生活をしている人にとっては、
その必要量を満たす摂取は簡単な事で、よほどの事が無い限り、
欠乏症になる様な事は少ないと言えるでしょう。
ただし、卵や乳製品もとらないベジタリアンの人は、サプリメントなどで補給する必要があります。
これは、上の食品を見ても分かる様に植物性の物にはビタミンB12が含まれていないからです。