グリコゲン [glycogen]
 グルコース(ブドウ糖)の高次多糖類、無味無臭の白色の粉末。
動物の肝臓・筋肉に多く含まれ、分解されてブドウ糖となり、
血糖量を維持する一方、筋肉その他の組織のエネルギー源となる。 「糖原質」。

 グリコゲンは植物界のデンプンに相当する動物界の貯蔵多糖で肝臓と筋肉に多く、
細胞質に水に不溶の「グリコゲン顆粒」として含まれている。
分子量は100万〜1億の間で、分子量が一定しないのは分子の数よりも、
分子量の変化によって組織のグリコゲン量が上下することによる。
グリコゲンは肝臓の重量の2〜10%、筋肉の重量の1〜2%を占め、
状況に応じてグルコースヘと代謝分解されるが、
その役割は両臓器で異なる。
すなわち肝臓のグリコゲンはおもに血糖値の保持を目的として分解されるが、
筋肉のグリコゲンは分解して筋収縮のエネルギー源となる。
このようにグリコゲンは、中性脂肪のような単なるエネルギーの貯蔵物ではなく、
積極的な機能を持ち、活発な分解と合成とを反復している。