−(こ)−

酵素 −以下の文章は特定の製品や商品とは関係なくかかれています。−
「人間は酵素で変化する?」
 人の体は酵素によって変化している。
こう言っても過言ではないくらい、
酵素は体のほとんどの場所でいろんな働きをしています。
つまり、酵素は全ての生命現象を維持する為に必要不可欠であり、
様々な働きを持ち、その種類は、酵素として正式に命名されたもので
1770種(1972年の時点)あり、”それらと同じ様な働きをするが違う酵素”
を合わせると2000種以上の酵素が存在していると考えられます。

「酵素の種類(作用(酵素の働き)別の分類)」
 一般によく知られている酵素の主な働きを紹介します。

−加水分解酵素−
水に食品を入れておくと柔らかくなります。
これは、水の分子によってタンパク質などが分解されるからであり、
これを「加水分解」といいます。
「加水分解酵素」と言うのは、加水分解が行われる際に、
触媒(化学反応の前後で、それ自身は変化しないが、反応の速度を変化
させる物質。反応を速くする物を正触媒、遅くする物を負触媒という。)
として働く酵素の総称で、人体内(生体内)の加水分解酵素を例に取ると、

などの消化器系で働く「消化酵素」があります。
この他にも肝臓や膵臓などで働く各種の加水分解酵素があり、
それぞれに分解作用を促進する働きをしています。

−酸化還元酵素−
 物質が酸素と化合して変化することを、酸化と言い、
酸化して出来た物を酸化物と言います。
還元というのはその逆で、酸化物から酸素を奪い、もとの物質に戻る事をいいます。
(または、水素と化合する事によっても同じ結果となる)
酸化還元酵素と言うのは、この酸化還元の際に触媒として働く酵素の総称で、
人体細胞のいたるところに含まれており、
細胞の呼吸作用に重要な役割をはたしています。
特に、肝臓を筆頭として、心臓や脳、筋肉などにも相当量含まれていて、
主な物に「アルコール脱水素酵素」や「乳酸脱水素酵素」などがあります。
麹(こうじ)菌や酵母などの微生物に多く含まれています。

−転移酵素−
 ある物質を、他の所へ運ぶ酵素の事を転移酵素と言います。
これを正確に言うと、「化合物の基を転移させる反応を触媒する酵素」という様になります。
「基」と言うのは化学反応の際に、ある化合物から他の化合物に移動することの
出来る原子の集団の事で、転移酵素というのは、この原子の集団(原子団)が
移動するのを助ける酵素と言う事になります。
転移酵素にも数多くの種類がありますが、なかでも蓄えているエネルギーを運ぶ
「キナーゼ」は人体内でも重要な酵素と言えます。

−リアーゼ−
 脱水酵素や脱離酵素などとも呼ばれます。
加水分解出来ない物(加水分解酵素では分解出来ない物質)を
加水分解以外の方法で分解する酵素の事をいいます。
リアーゼには、脱炭酸作用による「脱炭酸酵素」や、
脱水反応によって分解する物などがあります。

−リガーゼ−
 異なる分子同士を結合させて、新しい分子を作ったり、
逆に、結合している分子を切り離し、
他の分子に結合させたりする働きを持つ酵素で、「合成酵素」とも言います。

−イソメラーゼ−
 上記の5種類の酵素で、分解・運搬(転移)出来ない物質に有効な酵素で、
ブドウ糖を果糖に変えるなど、異性体(分子式は同じだが、原子の結合状態や
立体配置が違うため、異なった性質を示す化合物)に変化させる働きをする酵素で、
「異性体酵素」とも言います。
また、ブドウ糖をイソメラーゼによって果糖に変えた物を「異性化糖」とも言い、
ブドウ糖よりも甘味が増し、菓子などにも使用されています。

酵素の作用別の分類
名称
英語名
「加水分解作用」
  1. ホスファターゼ
  2. プロテアーゼ
  3. グリコシダーゼ
  4. エステラーゼ
「hydrolysis」
  1. phosphatase
  2. protease
  3. glycosidase
  4. esterase
「転移作用」
  1. リン酸基転移酵素
  2. グリコシド転移酵素
  3. ペプチド転移酵素
  4. アミノ基転移酵素
「transference」
  1. transphosphorylase
  2. transglycosidase
  3. transpeptidase
  4. transaminase
「呼吸作用」(酸化還元作用)
  1. ビリジン脱水素酵素
  2. アルコール脱水素酵素
  3. 乳酸脱水素酵素
  4. フラビン脱水素酵素
  5. アミノ酸脱水素酵素
  6. 黄色酵素
  7. 鉄を含む酵素及び金属酸化酵素
   ・ヒドロペルオキシダーゼ
   ・カタラーゼ
   ・ペルオキシダーゼ
   ・チトクローム
   ・チトクローム a、b、c
   ・銅を含む酸化酵素
     ・チロシナーゼ
     ・アスコルビン酸オキシダーゼ
「respiration」
  1. pyridine nucleotide dehydrogenase
  2. alcohol dehydrogenase
  3. lactic dehydrogenase
  4. flavin nucleotide dehydrogenase
  5. amino acid dehydrogenase
  6. yellow enzyme iron-containing
  7. enzyme and the metal oxidase
   ・hydroperoxidase
   ・catalase
   ・peroxidase
   ・cytochrome
   ・cytochrom a,b,c
   ・copper oxidase
     ・thyrosinase
     ・ascorbic acidoxidase
「脱炭酸作用」(リアーゼ)
  1. ピルビン酸カルボキシラーゼ
  2. アミノ酸脱炭酸酵素
「decarboxylation」
  1. pyrubate carboxylase
  2. amino acid decarbxylase
「添加作用」
  1. エノラーゼ
  2. フマラーゼ
「addition」
  1. enolase
  2. fumarase
「異性化作用」(イソメラーゼ)
  1. 幾何学的異性化酵素
  2. 構造的異性化酵素
「isomerization」
  1. stereoisomerase
  2. structural isomerase




酵母 −以下の文章は特定の製品や商品とは関係なくかかれています。−
「酵母とは?」
 酵母は、微生物の一つで、大部分を単細胞で過ごします。
「真菌植物門」の「子嚢菌類」に属する細菌です。
と、こう書いてもいっこうにピンと来ないかもしれませんが、
生物学的な分類はここでは重要ではないので省きますが、
ちなみに「子嚢菌類」で辞書を引くと、
「真菌類の一群。体は菌糸から出来ていて、子嚢を形成し、中に子嚢胞子を作る。
コウジカビ、酵母や一般にカビと呼ばれる物の多くが含まれる。」
と出ていました。参考にして下さい。

「酵母の種類」
 60属、500種に分類されています。
酵母の分類体系を以下に示すと、

1.有胞子酵母(33属、183種)

2.担子菌酵母(10属、36種)
3.不完全酵母(17属、281種)

                             etc・・・・
などと分類されます。

「醸造食品(酵母を利用した発酵食品)」
 醸造食品は殆ど全て酵母が関与して作られていると言えます。
酵母を使用、あるいは応用している「菌株」は、
それぞれの食品ごとに全て異なっています。
そのため、醸造食品は全て特有の風味を持っている分けです。
また、それらの異なった酵母は、使用目的によって、
それぞれの名前がつけられています。
例えば、「清酒酵母」、「アルコール酵母」、「ビール酵母」、「ブドウ酒酵母」、「パン酵母」
などが挙げられます。




コリン −以下の文章は特定の製品や商品とは関係なくかかれています。−
「コリンとは?」
 人体が糖分と脂肪を処理(代謝)するのに必要な、
補酵素成分で、生理上重要な物質です。
通常のビタミンに比べ、必要量が多いが、体内で
「グリシン」
「セリン」、「メチオニン」などのアミノ酸から合成されるため、
これらを摂取すれば、コリンとして摂取する必要はないと考えられます。
コリンは、コレステロールを除去し、
動脈硬化などに効果のある「レシチン」の構成物質の一つとしても知られています。
また、コリンは脳障壁を通り抜ける事のできる数少ない物質の一つで、
この障壁は、毎日の食事が変化しても脳がその影響を受けない様に保護する役目がありますが、
コリンは、それを抜けて真っ直ぐ脳細胞に到達し、そこで記憶を助ける化学物質をつくり出します。

「コリンの効用」
・コレステロールガたまらないようにするのを助ける。
・インパルス(神経繊維を伝わる電気的興奮)の伝達を助ける。
 特に、脳の中で記憶繊維に使われるインパルスの伝達を助ける。
・中高年者の記憶力低下の問題の克服に力を貸す。
 (そのためには一日当たり、1〜5gの摂取が必要)
・肝臓に力を貸して、毒物や薬品を排除する助けをする。
・鎮静効果。
・アルツハイマー病の治療の助けとなる。

「コリンが不足すると」
 ・肝脂肪(脂肪による肝臓の変質)
 ・肝硬変
 ・動脈硬化
 ・アルツハイマー病

「コリンを多く含む食品」
 コリンを多く含む食品としては、
卵黄、心臓、レバー、小麦(又は米)胚芽、大豆、緑色葉野菜、酵母、レシチンなどがあります。
RDAはまだ定められておらず、日本でも厚生省による推奨必要摂取量なども決められていません。
しかし、アメリカ人成人の平均的な食事には、
一日当たり500〜900mgのコリンが含まれていると考えられます。
これは、コレステロールを乳化して、動脈や胆のうにたまらない様にしているコリンが、
逆に言えばそれぐらい必要になるからだと考えられます。
どちらにしても、食品中の分布は広く、通常の食生活をしている人にとっては、
コリンの不足を心配する必要はあまりないと言えます。