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マグネシウム −以下の文章は特定の製品や商品とは関係なくかかれています。−
「マグネシウムの化学的紹介」
金属元素の1。
単体は銀白色で軽く、展延性に富む金属。
リボン状・粉末状にしたものは閃光を発して燃える。
菱区土石・苦灰石などに含まれ、地殻中に広く分布し、
海水中にはナトリウムに次いで多く存在。
動植物体では重要な構成成分のひとつ。
工業的には塩化マグネシウムの電気分解などで還元して得る。
写真撮影のフラッシュ、純金属製造用の還元剤や軽合金に利用。
元素記号Mg、原子番号12、原子量24.31。
「マグネシウムの名前の由来」
マグネシウムの名称は、古代ギリシャにマグネシアという地があって、
その地で採れる白い鉱物には種々の病気を治療する効果があり、
その有効成分がこの金属であることがわかって名付けられたといわれています。
近年、マグネシウムが非常に重要な生体機能にふかく関与していることが明らかにされ、
その一方で、食生活が近代化するに応じて摂取量が減少する栄養素であることがわかってきました。
とはいえ、なお一般にはマグネシウムを単に鉱物資源としてのみ認識していることが多いのですが、
その語源にすでに病気の問題が関わっていたことは興味深い事です。
「マグネシウムの人体内の保有量」
マグネシウムは人体で七番目に多いミネラルで、
成人(体重60kg前後)で20〜25g程度を体内に保有しており、
その約半分以上はリン酸塩または重炭塩として骨に、
残りの大部分は細胞内液に(とくに筋肉と肝臓の細胞に多い)、
その他は血漿内に存在しています。
また、子供よりも成人の方が、また女性は妊娠中の方が、体内での濃度は増大する様です。
「マグネシウムの欠乏症」
マグネシウムは血漿中に存在する量が非常に少ない(体内のマグネシウム全体の1%程度)ために、
血液検査ではその不足がわかりにくい栄養素です。
欠乏症になると次の順で症状が現れます。
- 発育不全
- 筋肉の震え
- 筋力の低下や痙攣による運動障害
- めまい・ひきつけ、嚥下障害
などを経て、
↓
- 全身性の痙攣へと進み
- 併せて神経症状も現れ、
- 感情の鈍磨、あるいは極度の過敏症、抑鬱、不安神経症、精神錯乱にまで進む。
- なかには、皮膚の黒ずみ、食欲不振、睡眠障害のような症状もあるが、
- 腎不全、腎臓結石、狭心症、不整脈、心筋梗塞、高血圧、糖尿病などの報告もある。
マグネシウムは経口摂取の不足などで血液中の濃度が低くなったときは、
腎臓の糸球体や尿細管で再吸収されるなどして微妙な体内調節がはかられていますが、
腸の疾患による吸収減少、下痢や授乳や持続的発汗による体液の損失、
利尿剤などによる尿量の増大、慢性アルコール中毒など、
さまざまな原因で欠乏状態となったときに、前記のような疾患に結びついていきます。
「糖尿病との相関性」
最近は、糖尿病とマグネシウムの相関性について、強い関心が寄せられています。
マグネシウムが糖代謝に関与する多くの酸素の活性因子として必要なミネラルであることは
すでに明らかにされていますが、ラットの脂肪細胞において、
マグネシウムがインシュリンによる糖の酸化作用を増強することも最近確認されています。
また、109名の糖尿病患者を検査してその血漿マグネシウム濃度が低く、
さらに、一日の尿中マグネシウム排泄量が多いことも報告されています。
これは、糖尿病にとってマグネシウムが一つの重要な因子であることを示唆するものだと考えられます。
「マグネシウムの必要量と食品分布」
現在、わが国の「栄養所容量」では、
マグネシウムは「目標摂取量」として一日成人300mgが示されています。
しかし、その1.5〜2.5倍は必要だとする意見も多くあります。
多く含む食品には青のり、ヒジキ、などの海草類のほか、
胚芽類、アーモンド、ピーナッツ、ダイズ、などの豆類がある。
しかし、日本人の通常の食生活では、
目標値の一日300mgも摂れていないとの調査結果もあります。
マンガン −以下の文章は特定の製品や商品とは関係なくかかれています。−
「マンガンの化学的紹介」
マンガン族元素の1。
単体は銀白色の金属で、鉄より硬くてもろい。
鉄に次いで広く分布し、主鉱石は軟マンガン鉱など。
動植物体にも微量に含まれ、発育、代謝に不可欠。
合金添加剤や銅の脱酸剤などに利用。
元素記号Mn、原子番号25、原子量54.94。
「栄養素としてのマンガン」
マンガンは他の栄養素にくらべて、比較的なじみの薄い栄養素です。
マンガンは、特に骨を形成する酵素の働きなどと深い関係があり、
生物にとって不可欠な栄養素の一つに数えられます。
その働きとしては、次の物が挙げられます。
@炭水化物、タンパク質、脂肪を消化吸収する酵素(2〜3種類)の機能を助ける。
A血液を生成したり、コリン(ビタミンB複合体の一つで、
肝臓が脂肪肝にならないように働く)を体内で生成するのに必要となる。
B消化を助ける。
C靭帯、骨、神経を強くする。
D下垂体の機能を高める。
次にマンガンが不足した場合の症状としては。
@発育不全。
A骨の退化。
B平衡感覚不全。
C紅斑病(ルーペス)。
D重傷の筋無力症。
E血糖値が上がる。
F血中脂肪酸の量が増えて動脈硬化をもたらす。
Gセックスが弱くなる。
――などがあげられる。
逆にマンガンを摂りすぎた場合の症状としては
@神経症状をおこしやすくなる。
A血中コレステロール値を高め、抵抗力が弱くなる。
などがあります。
毒性は少ないとされているが、マンガン鉱山労働者には、
神経症害をおこす慢性中毒例があります。
「マンガンの必要量や食品分布」
人体中には、体重70kgの人の場合で、体内に12〜20mg含まれ、
骨、肝臓などに多く骨格筋には少ない。
一日の必要摂取量は、15〜20mgとされる。
マンガンを多く含む食品としては、アーモンド、ライムギ、
オオムギ(大麦)、ホウレンソウなどがある。